2021-01-01から1年間の記事一覧

6/12『逃げた女』(ホン・サンス)

ホン・サンス『逃げた女』を見る。男性が監督した「女たち」の映画へ。別に何か挑戦した感じでも変化球というわけでもないが(キューカーとかロージーとかアルトマンとかではない、ホン・サンスはやっぱりホン・サンス)。スクリーンでホン・サンスを見ると…

6/11 夜。コズミック出版のBOXに入っていたルノワール『浜辺の女』を再生したら以前見たDVDよりいくらかまともになっていたので、最後まで見る(いま検索したら別にコズミックのが優れているわけではなさそうで、単にケチってきたツケか)。日仏学院で見たこ…

6/6~9

6/6、7 省略 6/8 国立映画アーカイブにてプドフキン『脱走者』(33年)シオドマク『予審』(31年)。 プドフキン『脱走者』は既に60年代ゴダールで見るようなネオンが33年のソ連にあったんだ(で、ゴダールはこれを真似したのか?)と素直に驚く。 シオドマ…

6/5 毎日書くのは諦めました

面倒なので仕事とか過ぎてしまって思い出せないことは省略。 この数日の間に『アメリカン・ユートピア』も見た。 6/3~4 前田陽一監督作を鳴滝、U-NEXTなどネットで何本か見る。 恥ずかしながら未見だった『坊っちゃん』に凄く感動してしまった。岡本信人に…

5/30~6/2『ウィリアム・テロル・タイ・ブレイク』

5/30 マキノ正博『幽霊暁に死す』をようやく。うまく言葉にできないまま日々は過ぎていく。 5/31 仕事。自宅にて『エドワード・ヤンの恋愛時代』。 6/1 仕事。終わってから自宅にて『ウィリアム・テロル・タイ・ブレイク』。噂の荻野洋一監督作をようやく見…

5/27~29

5/27 省略 5/28 一日仕事。 自宅にて山本英(監督)イ・ナウォン(脚本)『惑星サザーランドへようこそ』第一話。「酷似」した外見の(というか見た目は何も人間と変わりない)隣人同士の話。海辺の宿の話(今回は館山)。ほかにも気絶など、両者の作家性が…

5/26 『恋に踊る』(ドロシー・アーズナー)@アテネフランセ文化センター

去年逃したドロシー・アーズナーを見にアテネフランセへ。仕事のため『人生の高度計』は間に合わず『恋に踊る』だけ。「複雑な状況にみんな混乱してただけ」とモーリン・オハラ自ら答える台詞通りの映画かもしれない。どこか冷静な「せわしなさ」という点で…

5/24・25『花柳幻舟獄中記2』(監督:森﨑東 脚本:掛札昌裕)『わが町Ⅱ』(監督:森﨑東 脚本:鎌田敏夫)

ありがたいことに友人にお願いして『花柳幻舟獄中記Ⅱ』録画していただく。脚本・掛札昌裕は変わらず、今回は森﨑東! なので前作より東映色(というか野田幸男らしいハッピーな下世話さ)は薄れて、やはり新宿芸能社シリーズに近い元受刑者たちの疑似家族的…

5/23 『エノケンの頑張り戦術』『東海道弥次喜多珍道中』(シネマヴェーラ)『青春残酷物語』(自宅)

シネマヴェーラへ。中川信夫『エノケンの頑張り戦術』。またしても一つの画面を真っ二つにしたようにライバルが隣同士の空間に現れる(これも今となってはスプリットスクリーン的に見えなくもない)。今回はエノケンが張り合うほどマイケル・スノウばりにカ…

5/21~22

5/21 出勤前にバット・ベティカー『黄金の大地』。 いよいよアンディ・ミリガンに挑戦しようかと思うが、開始10分にて挫折。大学いた頃からミリガンをちゃんと見ることに失敗し続けている。これはいよいよ映画館でみなければ無理ということ。ここ二年ほどは…

5/19~20

5/19 仕事。出勤前後にジャック・ターナーの短編をいくつかネットで見る。 5/20 仕事。帰宅後イーストウッドの『アウトロー』。

5/18

寝不足のまま仕事。 携帯を落とし液晶が壊れる、残業により『地獄の警備員』に間に合わなくなるなど、楽しくない一日。 たいして映画を見ずに寝る。

5/16~17

5/16 朝から最寄りのtoho市川(千葉県民なので)にて『マディソン郡の橋』。今更言うまでもなく別れが近づくほど切なく容赦ないのだが、とにかく車内やキッチンでのイーストウッドとメリル・ストリープのカットバックを見続ける時間の、余裕ある長さに感動する…

5/15

休み。 レンズ選びとは何なのか考える映画になるのではと思い、ウェス・アンダーソン『アンソニーのハッピー・モーテル』と『ライフ・アクアティック』を見る。(『ムーンライズキングダム』までなら少なくとも)『アンソニー~』が一番面白いのか? 『ライ…

5/14

出勤前にスタンバーグ『陽気な姫君』。この光(というか影)の人工性が撮影・岡崎宏三になってからの豊田四郎は強まるんだろうと思いながら。背後をよぎる人影は奇妙に美しくても、画面に役者が三、四人と増えていくだけの演出はさりげない。 帰宅後は水木し…

5/13

基本は仕事。朝と夜に映画を見る時間はあったが、どちらも集中できず。

5/12

5/12。 夜まで仕事。 www.nihon-eiga.com 豊田四郎『風ふたゝび』。 撮影が三浦光雄の頃と思ったが会田吉男(原節子の兄)だった。初っ端から俯瞰ショット。しばらくして階段で病から人が倒れる。そこから時間を吹っ飛ばして終盤、原節子が走り出す。おそら…

『破れ傘刀舟悪人狩り』

www.amazon.co.jp 『破れ傘刀舟悪人狩り』中川信夫監督回を見る。 第62話「許されざる愛」中川信夫は二つの話、二つの出来事を一本の中で捌いてみせる……それはテレビドラマ45分の世界なら当然のお約束事なんだろうが。 第63話「父と子の詩」はカットバックが…

『春江水暖』

ビー・ガンの場合『凱里ブルース』は長回しが才能の証明なんだかもよくわからない方向へ舵を切って終わるところに驚き、『ロングデイズ・ジャーニー』後半の3Dは慣れてくると何も驚かずボンヤリ見れてしまうのだが、いずれにしても、得体の知れないところが…

『小田香特集2020』

www.ks-cinema.com 『あの優しさへ』のサラエボにて、現地の人から案内された場から夕陽が見える。しかしショットは途切れて黒画面になり、撮影中にカメラの電源が切れてしまったことを振り返る作家自身の音声が続く。『阿賀に生きる』(佐藤真)の記念撮影…

『ホイッスラーズ 誓いの口笛』(2019年 コルネリュ・ポルンボユ)

www.wowow.co.jp www.youtube.com ja.wikipedia.org pop1280.hatenablog.com コルネリュ・ポルンボユ『ホイッスラーズ 誓いの口笛』。『トレジャー』の金属探知機が口笛言語になる。音そのものが相変わらず面白い。なんか『未知との遭遇』みたいな音だと思っ…

『交歓距離』(監督:青石太郎)

www.youtube.com つきじ玉子焼映画祭の配信にて『交歓距離』(監督:青石太郎)を見る。 奇妙なアフレコ映画。既にシナリオがあるかどうかは勿論、この音声を後に重ねることで、画面や役者の「自然さ」に対して映画そのものは人工的になる。 物語にも意味が…

【告知】【ZINE】ATALANTE TRIANGLE vol.1

静岡の「映画☆おにいさん」こと内山丈史さんのZINE「ATALANTE TRIANGLE vol.1」に森﨑東について書きました。 なんだかんだ初めて一万字近く書きました。脚本作メインに書こうとしたはずがシネマヴェーラでの特集上映を再見できたおかげで、やはり監督作へ脱…

ZINE「COUCHONS vol.1: Jean Rollin」

www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com 上條葉月さん編集・デザインのZINE「COUCHONS」創刊号のジャン・ローラン特集に寄稿しました。 (本当はもっと早くジャン・ローラン上映特集 https://jean-rollin-01.peat…

2020年新旧ベスト

今更だが2020年のベストをまとめておく。 『デッド・ドント・ダイ』『空に住む』『一度も撃ってません』『ドミノ 復讐の咆哮』『フォードVSフェラーリ』『リチャード・ジュエル』『魔女がいっぱい』『ヴィタリナ』『シチリアーノ 裏切りの美学』『マダム・ハ…