「キノコジン」VOL.01寄稿しました

キノコヤのZINE「キノコジン」を扱っている店・映画館は以下です。(5/20現在)国立・増田書店 @kunitachimasuda 阿佐ヶ谷・ネオ書房 @bu_suko 下高井戸・下高井戸シネマ(期間未定) @shimotakacinema 岡山・蟲文庫 @mushi_b沖縄・REEF KNOT COFFEE置きたい…

6/4~ 池袋シネマロサにて『ある惑星の散文』(監督:深田隆之)上映

nakayama611111.hatenablog.com www.forgotten-planets.com 6/4~ 池袋シネマロサにて『ある惑星の散文』(監督:深田隆之)上映されます。以前に「海に浮かぶ映画館」にて上映された際、見た時の感想を貼り付けました。船上にて上映したい映画とはこういう…

コズミック出版にてオットー・プレミンジャー『兵士の家』。リヴェット見たならプレミンジャーも見ないとね的な。プレミンジャーにしては「これ以上は見たくない!」ではなく、いつまでも見ていたい系の映画。いや、僕がボンヤリ、いつもの嫌な感じをスルー…

ジョン・ランディス『ステューピッド おばかっち地球防衛大作戦』度を越して酷い映画らしいという感想が気になってVHSで見る。信じられないくらい馬鹿な一家が出てきて、驚くほど一切の下品なネタがない。ある意味では渋谷のリヴェットに近い? たしかに笑え…

サム・ライミ『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』。よく前提のわからない魔法使い同士のバトルに『死霊のはらわた』や『ギフト』や(あくまで自作としての)『スパイダーマン』の空気が紛れ込んでいるという意味では『オズの魔法使い』…

清水宏『明日は日本晴れ』この題がすべてを物語っている時点で、なんとも戦後の日本映画というか。バスの運転手を正面に混んだ車内を撮ったフィックスから、いつも以上に狭苦しく、それでもミラーに映るサングラスの女性は生々しく近そうで、実は浅からぬ縁…

早稲田松竹にて高畑勲二本立て。つい数年前に初めてまともに見たくらいの恥ずかしい野郎が言っても説得力はないが『平成狸合戦ぽんぽこ』、狸を轢き殺して、自分がタヌキになったつもりで生きている自分含めた人間は全員この映画を見て下唇を噛みながら泣い…

ミア・ハンセン=ラブ『ベルイマン島にて』。フランス映画のようで、ほぼ英語とスウェーデン語。ベルイマン?バーグマン? 詳しくないからベルイマンの最後の妻がイングリッドという名とは知らず、イングリッド・バーグマンの(フォンがあった?)名が出てき…

『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』

ラドゥ・ジューデ『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』を見る。自己検閲≒金。しかし昨日思ったよりも悪酔いし、相変わらず人が見て不愉快になる行動や投稿をしてしまったせいか、外が暑かったからか、寝不足が祟って嫌な眠気…

アイダ・ルピノ『強く、速く、美しい』まず母が主役?と知らず冒頭のナレーションから意外というか、爽快さみたいなものから程遠いラストを予感する。このタイミングだとどうしても『アネット』のことを連想する。アダム・ドライバー的な男は娘を連れて行っ…

ドロシー・アーズナー『ナチに愛された女』スタイルは全く違うがアラン・ドワン並に何本でも作れる監督の映画に見えたが、相変わらずの勘違いだったら申し訳ない。スクリーンプロセスの安っぽい追跡劇と爆破を終えた途端に、ラストの坂道を包む煙がいいのだ…

瀬々敬久監督『とんび』これを良いと言うと馬鹿なんじゃないかと一部から言われそうと勝手に不安になる。リアルタイムでは実感できない、ショーン・ペンの映画に泣くという感覚? 違うか。最初は『糸』より良い(不真面目だから、また一本見逃してしまった)…

アスガー・ファルハディ『英雄の証明』。映画以上に訴訟問題や、元になったらしき映画(アザデ・マシザデ本人のYOUTUBEにアップされた作品をさわりだけ見たら、やっぱりキアロスタミの影響下に間違いなくある映画で面白そうな……ここに書く前に最後まで見れば…

シネマヴェーラにて恩地日出夫監督『女体』『めぐりあい』。『女体』は『肉体の門』と同年だが『埴輪の女』(『あこがれ』が陶器なら、こちらは埴輪だ)も合わさって、過去と現在が結びつき、なぜ自分は今も生きているのか、という問いが浮上する。それにし…

アベル・フェラーラ『トマソ』を見る。このサイトで配信されているものを見たのは、ようやく三本目。ラドゥ・ジュデが終わったら解約かもしれない。フェラーラの映画自体、上映やったりやらなかったりだから、でも『地球最後の日』や『ハニートラップ』(ド…

恩地日出夫『あこがれ』を見にヴェーラへ。武満徹特集なのに「蛍の光」が頭から離れない。山田太一のドラマほとんど見てないのが、なんかもったいないことをしてきたように思う。ブラジル行きのさくら丸の出港、乙羽信子の声のかき消されているとも違う聞こ…

カラックスの『ポーラX』公開時のスタジオ・ボイスインタビュー読み直して、ブニュエル、シャブロル(ついでにリアルに富裕層を知るヴィスコンティ)に対する距離感(当時のカラックスが自らに皮肉屋のセンスはないと認めているのが興味深い)は、アダムのステー…

東映にしても、やっぱり映画は波から始まるべきかもしれない。『ゴダール・ソシアリズム』も『アネット』も波から始まった。『ポンヌフの恋人』に海を見たことがあるか、という会話は出てきたが、最近だとジェームズ・ガン『スーサイド・スクワッド』のイタ…

4/1 『アネット』初日、カラックスには会えず

いま、カラックス来てんだなあってざわめきがするなか(いや単なる入れ替えタイムかもしれませんが)『モダン・ラヴ』(今度の黒沢清の新作とまさかの同じ題)タイムだった。別にうるさいとかじゃなく、なんか興奮した。久々の『汚れた血』は記憶を上回る暗転…

ミュジドラ『太陽と影』。こちらも感動。ミュジドラは北野武より早かった!と言いたくなるラスト。ミュジドラにミュジドラは敵わない。武が参照してるのはジェリー・ルイス『底抜け便利屋小僧』だろうが。実際の闘牛士が出演しているんだなあと後で読んで知…

結局のところ、最近の日記やツイートに刺激というか、その日に見る映画を選ぶきっかけであり続ける。最近はロメールのカットバックについて、それが本当に正しいタイミングなのかはわからないけれど「官能的」というしかない、という話が頭に残って、ロメー…

小谷忠典『たまらん坂』主役をヒロインにしての「自分探し」の旅へシフトしていくのが良いと思えない(特に木の幹を抱きしめての「ママ」とかオフィリアとか)が、最後は思ったより良かった(まあツッコミ入れたくもなるが)のと、七里圭さんの声が良かった。音…

2200円高いな…と思いながら六本木まで行く予定もなくボヤボヤしていたら楳図かずお展が残り一週間になってしまった。なんだかなあと思いながら、やはり新作は気になるため見に行く(ちなみに図録はまだ出来ていず送料込み5500円)。高いと文句言うかどうかはと…

3/16②

昨日の国立映画アーカイブ「フランス映画を作った女性監督たち」特集へ。マリー・エプシュタインとジャン・ブノワ=レヴィ『美しき青春』、ジャンヌ・モロー『ジャンヌ・モローの思春期』どちらも凄く良かったので満足。『美しき青春』(1936)、ジャン・エ…

3/16①

小川プロ特集にほとんど行かなかったため(まだ後半戦ありますが)、自宅にて『クリーンセンター訪問記』。実は三里塚よりも前に見て、小川紳介本人がマイク片手にインタビューして回るオモシロ映画として漠然と覚えていて、よくわかってないくせに何だか好き…

3/11

マット・リーヴスの『バットマン』。長いと知ってたから覚悟して見た。たしかに前評判(キネ旬の星取表)通り、あんまアガんない(さすがにカーチェイスはよかったが)……やっぱ長いから? スピルバーグじゃないが謎掛け・自白、録画・再生と二回繰り返すことがか…

3/8『国民の創生』『シチリア!』

いつか見直さなければと思っていた『国民の創生』をDVDで。たぶん三回目? 記憶の中で修正していたのか、想像していた以上にはっきりと人種差別的なのは今更、わざわざメモしておく必要もないが。第一部の美しいショットのいくつかが、第二部に反復されると…

3/7『街の灯』

【ダニエル・ユイレが「リヴェットはチャップリン以来の偉大な編集者だ」って言ってたのは貴重な証言かも 「エイゼンシュテインよりチャップリンはずっと実践的」って言ってる上でのことだから】赤坂さんのツイートを読んで思い出したから『街の灯』を見直す…

『涙の塩』が配信中だったから見た。ガレルといえば映画館でフィルムで見るものなんて考えは瞬間的によぎっただけで、少なくとも10年以上前にとっくに捨てたつもりだが、こうして映画祭だか特集上映だか上映やってから、あっさり配信か、というのも何かステ…

サボって何本も見そびれたままのアピチャッポンだが久々に『メモリア』。ティルダ・スウィントンがジョン・ハートに見えなくもないくらい、はっきりしない意識のまま。睡魔が襲うたびに物音に起こされ具合が悪くなりそうなくらい調子を狂わされる(本作の評を…