2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ワイズマンもすっかり余生モードだな…と見る前は思っていて、実際に映画も後半ほど「余生」といった感じが強くなり、むしろ感動する。 近作の中でも個人的にワイズマンでなかったら見ないだろう題材だからか、あまり気負わずにいけたおかげで4時間は全然しん…
見逃していたコルム・バレード『コット、はじまりの夏』を自宅で。始まってすぐに原題の「the quiet girl」と出た瞬間、妙に唸ってしまう。それくらい予想以上に淡々と出来た映画だった。先日見直した『リスボン特急』とほぼ同じ95分で、あちらの容赦無い速…
映画を見に行けていないわけではないが、あまり集中できていないのか、自宅で見た映画の感想ばかりになってしまう。 ・アマプラにてクロード・シャブロル『権力の陶酔』。日仏では日本語字幕なしだったが漠然とシャブロルにしか撮れない映画だろうという印象…
ソウル・ウィリアムズ、アニシア・ユゼイマン監督(略してSWAN)『ネプチューン・フロスト』。冒頭2カット目の青空と雲に不意をつかれ、つづく埋葬の花々、ドローン視点のようでクレーンらしき俯瞰ショット、視界を覆う土と、微妙に安定しないズームの画面の…