2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シネマヴェーラのオルガスムセレクションにて加藤彰『のけぞる女』。『エターナルズ』や『デューン』や『最後の決闘裁判』の半分の時間しかなく、映画そのものも半分程度の時間に相応しいが、『マリグナント』より凄い映画(適当な感想を書いて後悔している…

相次ぐ絶賛を目にしてジェームズ・ワン『マリグナント 狂暴な悪夢』をみた。狂暴な悪夢としか言いようがない。ロメロ、アルジェント、デ・パルマ(何気に40年生まれトリオ)の詰め合わせというか、クローネンバーグもカーペンターも合わせて音楽もどっか聞い…

gojogojo.com 『老後の資金がありません!』見る気になれない映画の一本だったけど、読んだら気になって早速見た。最後はCMっぽいとか、字幕が多いとか(さすがにデカいテレビでお年寄りたちとテレビを見ながら笑ってるような体験)、うやむやもやもやするこ…

穐山茉由『シノノメ色の週末』おじさんしかいない昼のシネマ・ロサで見るのはキツいなあとなるが。乃木坂の元リーダー主演だから? 序盤はスーツ姿のモデルの撮影から始まる。会社員経験のない女性が化粧をきめてスーツで撮られていること自体の不自然さが(…

アレクサンドレ・コベリゼ『見上げた空に何が見える?』

www.online-filmex.jp www.fujisan.co.jp mubi.com ポパイの最新号だか再刊だかの映画特集にて、三宅唱セレクションの「サッカー映画」(サッカーの試合を見ているような気になる映画?)についての文章が再掲されていて、そこにレオ・マッケリ―『めぐり逢い…

地震が多く、五時間くらい寝ると起きてしまい、集中力も落ちている。東京国際映画祭の『洞窟』もやってると気づかず(てっきり昨日で終わったとばかり思っていた)、しかし撮影レナート・ベルタがよかったしか皆いわないからそんなものだろうと無視して『デ…

本当に恥ずかしながら、ようやく自宅にて田中絹代『乳房よ永遠なれ』を見た。機会はいくらでもあったのだから(今回の映画祭然り)アイダ・ルピノ監督作より先に見れたはずなのに何をやってるんだと、わざわざ書いて人に読ませるのも何だが。そしてルピノを…

2021.tiff-jp.net 後回しにしてきた田中絹代監督作のチケットを譲っていただき『流転の王妃』。「軍」という主体の曖昧な組織と、傀儡政権と、華族の婚姻に始まって、娘の自死の原因をめぐって引き離されたままの夫婦の手紙によって終わる。夫婦は顔も合わせ…

vimeo.com www.youtube.com www.youtube.com 五所平之助特集。ニワカなので、ここ数年の上映を後回しにしてきた『糸あやつり 人形劇映画 明治はるあき』、やはり凄い映画。五所の映画はよく喋る印象あるが、人形だからほとんど喋らないのもいい。キャリア内…

結局のところモグリなので五所平之助のことさえ避けてきたままだった。先日の二作に続いて『螢火』を見て、数日前に「勉強」とか書いてしまったのが嫌になった。これまたビシビシ来る。あくまで寺田屋を舞台の中心にして、画面外から繰り返されることになる…