2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『苦い夜』(99年 監督:森﨑東 脚本:佐伯俊道)

http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-33582?fbclid=IwAR2UhLMyeGYyX2Ep2TVdk8AoyIK_5fBOfqzqkP6wHo0lzIH-8DgrLmTc1ys BS日テレの『苦い夜』(99年の火サス)を録画。 青山真治監督『EM エンバーミング』と『ユリイカ』の間に松重豊が森﨑の妖怪じみた…

『パラダイス・ロスト』(福間健二)

いつかちゃんと感想を書きたいと思いながら放置してしまっていた。若者と女性の相変わらず聞いてて恥ずかしくなる台詞……決して悪口のつもりではない……と書いても白々しいかもしれないが、これが映画だと胸を張って言えなくても、これが福間健二だと明らかに…

『樹々の大砲』

MUBIにてメカス『樹々の大砲』。 初っ端から耳を衝く音、初っ端から道化師の笑い泣き。メカスの旅ならぬ三脚据えたトラベリング。何より音が聞こえてこない。枝を振り回しても、棚を叩いても、ドラムを叩いても、音はない。タイプしている女性みたいに画面外…

最近見た映画の感想。 グレタ・ガーウィグの『若草物語』。前作より、せわしない印象。振り落とされ乗れず。再見すると得るものあるかもしれないが。スピルバーグの助言があったというニュースを読んだ。フィルムの選択が一番大きいらしく、蝋燭はじめ火が要…

日記

イータン・コーエン監督『俺たちホームズ&ワトソン』を見る。アフガン帰還兵のワトソンが飛び降り自殺に選んだ場所はホームズの庭。迷惑だから何もここで飛び降りないでくれというジェスチャーはワトソンに愛として届く。ワトソンはホームズに尽くすことを…

フランク・コラチの『リディキュラス・シックス』をようやく見る。 グッチーズ・フリースクールとその周辺の方々とは早稲田の藤井仁子上映会などで知り合った時から、自分がいかに不勉強か、特に現在のアメリカ映画をまともに追い続けているという点では全く…

阪本順治『一度も撃ってません』。年寄りのコメディかと油断して見たら堂々たるノワールであり、殺し屋映画であり、酔っぱらい映画であり、手が震え、本物じゃないと言われ、不意を衝かれる。『さらば愛しきアウトロー』というか、石橋蓮司主演作というより…

トレイ・エドワード・シュルツ『WAVES』。レスリングの訓練も、父との対話も、肩の痛みを告白するより抱え込むほうへ追い込む。肩が爆発すれば、自らがいま維持しているバランスは崩れるだろう。いまや肩は爆弾となって、彼の周囲のタイムリミットと化してい…

『呪怨 呪いの家』(脚本:高橋洋・一瀬隆重、監督:三宅唱)

『未来の巨匠たち』より「三宅唱監督について」(田中竜輔) http://blog.livedoor.jp/mirai_kyosho/archives/cat_50040450.html 「楽しい三宅唱」(工藤鑑) http://blog.livedoor.jp/mirai_kyosho/archives/51401613.html 「ワンピース!新旧バトル」につ…