2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『夜明けのすべて』(三宅唱)

三宅唱監督『夜明けのすべて』を見る。たとえ肯定的な意味であっても本作に対し「何も起きない」といった文言を読むと(またそれが男女関係に焦点を絞った上での話だとしても)少し驚く。そういえば三宅唱監督の映画は『やくたたず』を見たときから「何も起…

『瞳をとじて』(ビクトル・エリセ)

ビクトル・エリセ『瞳をとじて』。 すでに知ったふうに本作を過去作と比較して劣ると書く文を見かけたが(そんなものに目を通す方が時間の無駄か)、たとえばカラックスの『アネット』のラストが凄いのと同じく、本作もたしかに最初と最後こそ最も感動的かも…

『熱のあとに』

『熱のあとに』を見る。ある出来事を経験した「その後」を生きることから始まる映画ではあるが、それでも127分という時間が長すぎないかと苦痛にはなる。彼女が過去に男を刺したこと、そうした実際の事件を題材にした映画でありながら、観客として知っている…

2/11、12上映の『self and others』(監督:當間大輔)について

11日予約フォーム https://0211kinokoya.peatix.com/view 12日 https://0212kinokoya.peatix.com/view 『self and others』(監督:當間大輔)は今週末11日(日)・12日(月、祝)上映。 様々な例外はあり得るだろうが、基本的には映画は黙って見るほうがいい…