2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2016年ベスト。新旧混合。 『物質の演劇』(ジャン=クロード・ビエット) 『ヘイトフル・エイト』(クエンティン・タランティーノ) 『フランシスカ』(マノエル・ド・オリヴェイラ) 『朝霧街道』(加藤泰) 『皆さま、ごきげんよう』(オタール・イオセリ…

2016年邦画新作を振り返る。順不同。 『ジョギング渡り鳥』(鈴木卓爾)『団地』(阪本順治)『クリーピー』(黒沢清)『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』(黒川幸則)『さらば あぶない刑事』(村川透)『人間のために』(三浦翔)『遠い火/山の終戦』(…

デヴィッド・ロウリー『ピートと秘密の友達』。ピートが交通事故を悲劇と認識する前に冒険の始まりと感じたかのように、自動車は宙を舞う。そして視点は事故を引き起こすきっかけになった鹿へ切り返し、少年のすすり泣きが聞こえてくる。彼自身の主観が悲劇…

映画美学校映画祭。『この世の果てまで』(川口陽一)と『瑠璃道花虹彩絵』(西山洋市)だけ。 『この世の果てまで』は『ジョギング渡り鳥』チームによる映画、という印象。監督が録音/音響スタッフだけあって当然音に意識が向かう。歌と、それを歌う人たち…

『二十代の夏』(高野徹)

summer20s.tumblr.com www.youtube.com 高野徹監督『二十代の夏』再見。 高野さんの作品では『お姉ちゃんとウキウキ隅田川』が特に好きだが、deronderonderonのPV『IKIL』と東京成徳のPR映画『おはよう』など、近作が人生における「船出」を扱ってきたことを…