2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7/29

フィル・カールソン『要塞』(70)を録画。『サイレンサー 破壊部隊』(68)と『ベン』(72)の間。まるで少年版『特攻大作戦』になってしまいそうなところ(一本道をまるで記念のようにロック・ハドソンの運転で少年たちが機銃掃射と爆破の凄まじい暴力の快感)を…

7/25 『朝の夢』

配信にて池添俊『朝の夢』を見る。いま思えば『愛讚讚』は劇映画だとしても通用する、赤い服の女と青年についての映画になっている。カラオケの画面、プロジェクションされた画面、テレシネされた画面は、その過去を再演され、上書きされ、語りとして構築さ…

7/17『ミークス・カットオフ』(ケリー・ライカート特集にて)

ケリー・ライカート特集にて『ミークス・カットオフ』。去年逃して、ようやく映画館で見る。アルベール・セラやリサンドロ・アロンソと比べて、中心人物の緩慢な仕草や作業以上に、ワンショット内に予期しない動きをするコントロールされてない「些末な」物…

7/16 『ライトハウス』『17歳の瞳に映る世界』

『ライトハウス』を見る。話題のパンフレットは完売で買えず。で、この宣伝ビジュアルのくせにインタビューはエプスタイン除くと監督の口からドイツ映画ばかり出てくる謎。たしかに見てる間はグレミヨンの『灯台守』は特によぎらず。人魚とセックスするあた…

~7/14

親切な知人に録画してもらった山下耕作『現代神秘サスペンス 三階の魔女』を見る。どこが神秘?と思ってたら、さすが『いのち札』の監督といわんばかりの唐突に美学炸裂(かなりとってつけた感じだが)。小林稔侍の「コーヒーのみたいねえ」がそういかされると…

7/3

ラリー・ユスト『ホームボディーズ 老人殺人倶楽部』を見る。これは確かに面白い。というかリズムが(タイミングといえばいいのか)何から何まで好調という印象。それは具体的に誰という名前を思い出せないが、作家、演出家の最もうまくいってる時を見ている…