2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

河瀬直美のオリンピックは見る気になれず、是枝裕和の『ベイビーブローカー』を見る。予告を見る限り夏の映画っぽいから、異常気象真っ只中の東京に相応しい気はしたから、その辺の売るセンスがやはりあるかもしれない。そして相変わらずメシ(辛ラーメンと…

ホン・サンス『イントロダクション』。クレジットによれば2020年2月〜3月撮影。昨日のアヌーン『夏』とほぼ同じくらいの66分、モノクロ。こちらは冬の映画だが。第2パートの舞台はドイツ。見ながら、かつて某所でのルドルフ・トーメ研究会に呼ばれなかったこ…

録画したバーバラ・ピータース『モンスター・パニック』を見る。悪名高い救いのないラストはすでに知っていたが、いい加減勇気を出して見た。養殖用に二倍近く成長するサケ(このあたりにロージー『鱒』を強引に連想)を食ったシーラカンスが出鱈目に進化し…

アダルトサイトにアップされているので注意ですが。ジャン=クロード・ルソー『Le Tombeau de Kafka』(カフカの墓)。同志社でのルソー上映会にて見逃した新作の感想を知人が「学生が撮ったら講師から叱られそうなくらい凄い」と言っていた覚えがあるが、そ…

阪本順治『冬薔薇』、オクラ入りしかけたとしか思えないアンドロイド映画に続き、もしくはそれ以上にフラストレーションのたまる危うい映画。あと30分長くして因縁にケリをつけるか、100分のまま話の進め方を変えることも、明らかにあえてそうしない。そうい…

6/9の日記、ジョアン・ボテーリョを見た二日後に『東京公園』を見直す

国立映画アーカイブにてジョアン・ボテーリョ『リカルド・レイスの死の年』。遅れてきた人だから未見作ばかりのせいか(いや、オリヴェイラだって『繻子の靴』とか見逃したままだが)、予測できない(相当に奥深く豊かな魅力のありそうな)巨匠の一人の映画…

アテネ・フランセにてワイズマン『インディアナ州モンロヴィア』。ワイズマン史上、最も微妙な評判の一本をついに見たが、既に自分の感想か人の感想の受け売りかわからないが、なるほど、なんともしんどいような、興味深くはあるが。ワイズマンのシニカルさ…

そろそろ我慢できず旧作を見直さないまま『トップガン マーヴェリック』。初っ端からどーなっちゃうのと、まさかタイムスリップして死んだ友人を救うとか?(バカな!)と思いきや、久々に実験して煤まみれになるギャグを見るとは予想しなかった。「考えるな…