2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

神保町シアターにて澤井信一郎監督作品を見直す

www.shogakukan.co.jp 澤井信一郎特集スタートしているのに乗り遅れて、二週間逃す。随分久しぶりの神保町シアターにて澤井信一郎監督『福沢諭吉』。哀川翔のことしか覚えてなかったが、火野正平もなんかよかった。男だらけの話だが女優が出てくると一気に色…

『花つみ日記』(監督:石田民三 脚本:鈴木紀子)

国立映画アーカイブにて石田民三監督『花つみ日記』。再見のつもりが、たぶん恥ずかしながら何一つ覚えているところなく、おそらく見たことなかった。仲良しの高峰秀子と清水美佐子は一緒に刺繡を編んで葦原邦子演じる先生へプレゼントをしようと約束したの…

『コンパートメントNo.6』と『小さき麦の花』について

www.kinenote.com ここで須藤健太郎氏は『コンパートメントNo.6』を主題の面で批判していて、『小さき麦の花』をショット(「映画の原理」)という点で評価しているのだろうけれど、『小さき麦の花』の知的障害のある妻であったり、血を売らせたり、強制移住…

2/12 リー・ルイジュン『小さき麦の花』ユホ・クオスマネン『コンパートメントNo.6』

リー・ルイジュン『小さき麦の花』一部高評価を聞き見に行くが、国際映画祭にて評価されたアジア映画(中国映画)という型の退屈さをどうにも超えるものには見えず(要はフィルメックスで見そう)、きつい。収穫やレンガ作りに中国には見えない画面の力とか…

2/4 『カロクリサイクル 展覧会 語らいの記録 2011-2022』、AFAアニメーション短編集、『きゅうり畑のかかし』、『ジェイソンの肖像』、『襲われた駅馬車』

www.3331.jp 3331にて『展覧会 語らいの記録 2011-2022』。この時間しか行けず、いくつかの書籍に目を通したのと、映像は一作品しか見れず残念。震災11年後(2022年)を機に作られた、現在は仙台在住の人々それぞれの11歳の時の記憶を、話し手の生年ごとに一…

2/4

モフセン・マフマルバフ三本をアテネフランセにて。『パンと植木鉢』は改めて傑作だと思う。カップルの犯罪者(フリッツ・ラングからケリー・ライカートまでアメリカ映画的といえる)を連想させる少年少女(もちろん彼女が黒のヒジャブを身につけていること…

2/2

国アカのサム・ニューフィールド『草原のハーレム』は記録的寒波の日に一気に眠気に襲われダウンした上に、目が覚めてる範囲も「漫才か」「低予算だな」くらいの印象で済ましてしまったのだが、今日アマプラにある同じ監督の『空飛ぶ翼蛇』を見たら、これが…