2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ランス・デイリー『リベンジャー・スクワッド』原題はアイルランド1847年のジャガイモ飢饉からBlack47。銀座シネパトスで見た『グッド・ドクター』が悪くなかった監督と覚えているが、そちらでははっきりとはなかったナイフによる暴力描写が地味ながらこれは…

ランス・デイリー『リベンジャー・スクワッド』原題はアイルランド1847年のジャガイモ飢饉からBlack47。銀座シネパトスで見た『グッド・ドクター』が悪くなかった監督と覚えているが、そちらでははっきりとはなかったナイフによる暴力描写が地味ながらこれは…

9/25

遠山純生『アメリカ映画史再構築』(読み終わってない)を書くきっかけがマイケル・リッチーと読んでから数本見たり見直したりしようとして、結局そんなに見てないままだが未見の『がんばれ!ベアーズ 大旋風』(ジョン・ベリー)。トニー・カーティスと若山…

9/18~24

ジョン・スチュワート『スイング・ステート』まあまあ? 「まあまあ」という言葉が相応しい調子で延々良いのかどうかはっきりしないまま続くモヤモヤした映画。クリス・クーパーが思ったよりは渋くもなく、スティーブ・カレルもこれでいいのかよくわからない…

9/11~17

数年前に友人から情報を得て早稲田の藤井仁子氏の講義に潜って上映を見たことあったと思い出し(あくまで珍しい作品の話ではなく、本来日本語字幕付きDVDがレンタルできるくらいはアクセスしやすい映画でないとおかしいという基準からセレクトした作品を上映…

9/7~10 澤井信一郎監督作を自宅で見直す

自宅にて『Wの悲劇』再見。『野菊の墓』に続いて屋敷の出来事になるかもしれなかったのが、劇中劇になる。母に命じられたからか、娘が自分から進んで選んだ行動なのか、それとも女中でもあの場にいれば「誰でもよかった」ことなのか、役者になること即ち「身…

9/6

澤井信一郎監督の訃報。自宅が散らかったままだから『映画の呼吸』も山田宏一インタビュー集も、蓮實重彦の『シネマの扇動装置』も部屋から見つからず。勢いで『野菊の墓』。早いリズムの映画といっていいのか。矢切の渡しですれ違う民子と政夫の名高い冒頭…

9/5

エリザ・ヒットマン『愛のように感じた』。『17歳〜』にもあった移動する車内の反射と映り込みが、ビー・ガンかゲリンがやったように激しいとか、言えるかもしれないが、それとは別に美しくなく、ただ攻撃的。ラング『リリオム』や『暗黒街の弾痕』に見た男…

9/3

入江悠『シュシュシュの娘』見る。ミニシアターへ捧げるというか、長回しのない『勝手にしやがれ 英雄計画』? 違うか。なぜか、かつての挑戦的なテレビドラマを映画館で見ているような気になった。決して、これは映画じゃないとか、ミニシアターの役回りは…

9/1

シャマラン『オールド』。ホテルに着くまでのドライブから始まり、これが一家で過ごす最後の夏休みについての映画と示していく序盤がシャマランの中でも段違いに切なく、傑作じゃないかと最初は思う。ベランダから行ったり来たりの長回しも、保険会社の旦那…