5/30~6/2『ウィリアム・テロル・タイ・ブレイク』

5/30

マキノ正博『幽霊暁に死す』をようやく。うまく言葉にできないまま日々は過ぎていく。

 

5/31

仕事。自宅にて『エドワード・ヤンの恋愛時代』。

 

6/1

仕事。終わってから自宅にて『ウィリアム・テロル・タイ・ブレイク』。噂の荻野洋一監督作をようやく見れた。七里圭監督・黒川幸則監督の映画などなどへの繋がりは明らかなんだろうけど、それでもいまだに荻野洋一さんのことをよくわかっていないが、ますますわからなくなった。実は元祖・山形育弘なのか? 予想のつかない角度からの連続。とにかく美しい。何もかも美しい。女優が美しく可愛い。ただもうそれだけで大抵は十分だが、それだけでなくとにかく徹底して美しい。美しさの意味合いを変化させながら、結局のところは何が何だかわからないから「美しい」というしかない。それは泣かせるよりも笑わせようとしているものであって、ここには滅びの予感も何もない。希望もない。愛についての教訓もない。ただ今となっては徹底して美しい。階段の隙間が平行四辺形の枠となって、下世話かつボケた話を切り返す。その下世話さが呼ぶ嫉妬や妄想などどこ吹く風と言わんばかりに、あらゆる光と影の交差する密会現場へ。波面の光の美しさ。夜が明けてからの冬の空気の美しさ。ゲームセンターの美しさ。ただただ驚異。しかもそれはもしかしたら既に過ぎ去ってしまった、終わってしまったかもしれない寂しさと共に(だからもう誰も嫉妬もできないのか?)、なぜかネットで見ることになる。冬の寒さがよく似合う。

narutakionline.com

 

6/2

仕事。早速残業。