ディーノ・リージ『1848』バレエから始まり、投石の瞬間は見えず窓が急に割れて声があがり、バリケードを築き始め、1948年のネオリアリズモの光景から100年前へ、イタリア独立の戦いを野外劇として上演しているように見える。
西山洋市の配信された新作『愛と嫉妬のパンデミック』(総監督クレジット)だと「コロナ下で映画をつくる」プロジェクトと「言霊」の実験(そのどちらもうまくいっているのかよくわからない)が一本の映画になろうとしていたけれど、ああいう感じ(とはまた違って、こちらは野外ではなく映画美学校のスタジオ内に籠るわけだが)。むしろ『1848』からは西山洋一の頃の『桶屋』に近い発想の自由さを感じる。

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