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クリストフ・クラヴェールの映画を見る。最近のストローブ単独の映画についてよくわかっていなかった、たとえばジャンプカット(?)も(『コルネイユ=ブレヒト』の衣装チェンジとか)、水辺や森林のロケーションも、より面白く(B級映画的経済性の重視といっていいのか遊戯的といえばいいのか)感じながら見れた。特に朗読していると思いながら見ていると口が開いていなかったのには、その前後の屋敷周辺の散策のショットと合わせて、いくつもの人物中心じゃない風景ショットを見ながら集中力の低下している自分のぼんやりした意識が音声によって操られてしまったというか、一種の催眠状態に陥ったと気づかせてくれる。