5/19
仕事。出勤前後にジャック・ターナーの短編をいくつかネットで見る。
5/20
寝不足のまま仕事。
携帯を落とし液晶が壊れる、残業により『地獄の警備員』に間に合わなくなるなど、楽しくない一日。
たいして映画を見ずに寝る。
5/16
朝から最寄りのtoho市川(千葉県民なので)にて『マディソン郡の橋』。今更言うまでもなく別れが近づくほど切なく容赦ないのだが、とにかく車内やキッチンでのイーストウッドとメリル・ストリープのカットバックを見続ける時間の、余裕ある長さに感動する。ずっと見ていたいというのとも違う(メリル・ストリープが好きなわけではない)。それはキンケイドの放浪に費やす時間に近く、今なら『15時17分、パリ行き』の旅行パートに結び付く。「自由さ一歩手前」という感じが、物語にも相応しい気がする。メリル・ストリープに捧げる詩がバイロン卿というのも今回気づく。そしてこぼれたコーヒーから、トンネルの闇、メリル・ストリープの窓際まで自由に飛び交う蝿。
図書館に寄った後、文学フリマに行こうか悩むが、COCOAダウンロードしていないので、結局書店にて立ち読みをするなど。
自宅にてマイケル・マン『アリ』。安東アナがラジオで映画における銃の取り扱いについて『ダーティ・ハリー』は許しがたく、マイケル・マンを激賞していた記憶があるが、まあ、そういう違いがあるのは明らか。ラスト1/3くらいで舞台を移して(アメリカの外に行って)闘うという展開(その前に終わらせちゃいそうに見えるのだが)は、もうマイケル・マンの作家性なんだろうか、と思いつつこれ以外は『ブラックハット』しか思い浮かばず。なんとなくソダーバーグを見なくてはという気になるが、この辺にしておく。
5/17
仕事前にジェリー・ルイス『Three On A Couch』を見る。トリミングされた画面なのは間違いないが、それにしても(使いたくない言葉だが)「密」。本人が動かないかわりに、画面を混沌とさせるための狭さなんだろうか。今回はボディダブルでもないのに(そのあたり含めドタバタとして微妙に抑制している……少なくとも途中まで)、カメラが役者の背後に回って(その横顔も見えるから代役でないのはわかる)、相変わらず奇妙。なんだか加藤泰のような構図の画面まで出てくる。そして声も、音源は映るのだが度々フレームアウトさせられるので、一体どこから聞こえていたのかを見失わせる。ジャネット・リーが精神科医という時点で何だか凄い。
休み。
レンズ選びとは何なのか考える映画になるのではと思い、ウェス・アンダーソン『アンソニーのハッピー・モーテル』と『ライフ・アクアティック』を見る。(『ムーンライズキングダム』までなら少なくとも)『アンソニー~』が一番面白いのか? 『ライフ・アクアティック』は今見ると乗り切れない。結構手持ちが多いのが良いと思えず。「中年男性が息子(世代の若者)を葬る話」というのは結局どうなったんだろうか。たしかにオーウェン・ウィルソンを死なせるのは『アンソニー』と続けて見るとショックではある。物語の役割的にはジェームズ・カーンとビル・マーレイが近いのかもしれないけど、まあ、比べるまでもなく全然違う。
夕方「ジギタリス あるいは1人称のカメラ|石原海、遠藤麻衣子、長谷川億名、細倉真弓」を見に行く。品川から歩いていこうとするも開館時間に間に合いそうになく挫折して、久々に(というかこんな理由では初めて)タクシーを使う。感想は特になし。
そのまま帰るのも虚しいので古書往来座へ行き『ORGASM』最新号を購入する。
帰宅後、読書しようとするも、やはり集中できず虚しく時間は過ぎる。
基本は仕事。朝と夜に映画を見る時間はあったが、どちらも集中できず。