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予想通りまるで勉強できない一日。

 

お見舞いへ。駅を聞いて予想した通り、以前後輩が入院した病院だった。運が良いんだか呪われているんだかわからない(言い過ぎか)話を聞く。自分の話を結構してしまい申し訳なくなる。

 

デモのためにTさんと青山公園へ。途中アパートの三階くらいから路上で待っている相手に向けて靴をパスする白人女性を見かけて驚く。

かと思うとデモでは植木鉢が落ちてくる……それ以外はかなり快適(?)に歩けたと思う。

 

終わり近くで抜けてアップリンクへ。映画友達上映会。

『oldmaid』(小森はるか)が予想よりも禍々しくて困惑する。フレームに人物を押し込めようとしない映画。車輪と火のもつ攻撃性。『ポゼッション』(アンジェイ・ズラウスキー)の風呂場ほど陰鬱な気持ちにはならないけれど、少年がベッドに駆けこむところは怖い。

『oldmaid』での死と眠りの近さ、行き来する二つの空間(はっきりとその関係を語るのは困難でも、繋げられていることに不思議と違和感はない)は、次作『the place named』に通じていた。しかし『oldmaid』の「うまさ」を、『the place named』は避けようとしていると思う。よりささやかな映画になっている。そのささやかな印象は陸前高田を撮影した短編にも感じる。何かを語りすぎないという美徳

役者と声の持ちうる自由さ。『oldmaid』でも役者の声がよかった。『the place named』は、テキストの存在によってか、しかし『わが町』のテキスト以外、もしかすると役者の即興かもしれない言葉にまで、それぞれの発声の映画における比重がより大きくなっている。陸前高田を撮影した作品は、その言葉と声の比重がさらに強まっていると思う。『the place named』は陸前高田の撮影と時期が重なっていたらしく、そのことがこの作品の美しさと関係していると思う。上映後のトークでは『oldmaid』とのあいだの変化を語ったところが興味深かった(まとめられるほど話をうまく記憶できず)。

『振袖狂女』(西山朱子)は画つなぎの奇妙なときほど面白かったと思う。