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夜の2時に寝て3時30分に起きてしまう。これじゃ昼寝と変わらないと思い、なんとか寝ようとするも眠れず、つい起きてダラダラした後、5時から7時くらいまで寝る。だから一日寝不足抜けずよくない。
デプレシャン『エスター・カーン』を見る。なんとなく『ドライブ・マイ・カー』からの連想で。『ワーニャおじさん』と『ヘッダ・ガブラー』。あまり集中できないが、寝不足だけじゃなく、入り込みにくい映画。恋愛を経験しようとするあたりから、ナレーションと画面のズレに気づき始め、最後の舞台の何故か周りは盛り上がっているのに、渦中にいるはずのヒロインだけ取り残されているとも、一歩先へ没入しているともいえる。劇中の舞台を見る観客と、映画を見ている人間との間に、感動の一致など必要としない。決して気持ちよいといえない画面の繋ぎ。横から見る舞台。このあたりのヒロインのあがきが身体と心というか、見聞きするこちらの感情と集中力を引き裂くような、一種の暴力性を伴った音の使い方と身体の組み合わせが『とどまるかなくなるか』の瀬田なつきへ継がれたんだろうか。『嘘つきみーくん』の負け戦はさておき、吉祥寺の映画あたりからはもう程よいところに収まってしまったが。『ドライブ・マイ・カー』の快感はむしろ無音状態とか、あの顔以外は見ないで構わないと集中力を強いるところにあるんだろうけど。あの時期の瀬田なつきは映画館から排除されてしまうのかもしれない。