6/12
仕事後『暗くなるまで待っていて』。
池添俊さんの作品を見に。まさかの主演で驚く。
6/14
山本英(監督・原案・編集)×ナウォン(原案・脚本)『惑星サザーランドへようこそ』見る。
山本英監督の映画は『回転(サイクリング)』と『惑星~』を見て「隣人」「交換」、一種の体験学習的な要素があって、今回は宇宙人が館山にて地球の観察をする。「○○へようこそ」という題だが(最終的にそうなるのかもしれないが)実質は○○の側の人達がこちらへやってくる。でも既にそれは館山が惑星サザーランドと化してると言えるのかもしれない(3:1で既に惑星人の比率が高い)。その異邦人が現地人と入れ替わる予感というか、その入れ替え自体も住人の意識の変容によって起こるものという感覚は『惑星』の方がわかる。しかし『小さな声で囁いて』のように別に熱海の住人になるというわけでもなく、つまり熱海も館山も惑星も、本気で住み込むつもりはない土地というのが(本当に生まれ育った方には申し訳ないが)あるということなんだろうか。その(僕の)言い方が失礼すぎるなら、バカンス映画といってしまえばいいんだろうか? その土地を選んだ肉体の精神は、故郷というよりも謎の惑星にまだ残されている。
第二話は宇宙人が冷蔵庫の魚を友人と認識するが、動物園の見学や、地球人との会話を通じて、それが生きていないということを認識するために、死者として弔う。