上映会告知『知らぬ間に、あなたの隣に映像が!』(仮)

久しぶりに上映会を開催します。

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予約ご希望の場合はイベントページの「参加予定」にチェック、もしくは下記連絡先まで連絡をお願いいたします。

nkh_irotaka●yahoo.co.jp(●を@へ変更して送信してください) 


日付 3/21(土)17:30~21:00予定

会場 キノコヤ(多摩市関戸4-34-5)
開場 17:30
上映 18:00~20:00(仮)

料金:500円 ※プラス1ドリンク注文制

※上映直前のドリンク注文は混雑のおそれがあるため、イベント終了までにご注文お願いいたします。
上映後の作家4名によるトーク 
中山洋孝・上田真之・白岩義行・深田隆之

【これがいったいどんな上映会なのか、何か書こうとするたびに「風景」という言葉が出てきて、その響きの恐るべき退屈さにつまづいて先に進めないまま一週間近く過ぎた。
「風景」この死ぬほど退屈な文字。その文字と、窓の外に見える「風景」を眺めながら、何も思い浮かばない日々が続く。無力感と、ここに座っているだけでは何も変わらないという焦燥感。
何事も現場任せで責任など一切取る気はない無能のくせに、やれ迷惑だ帰れだなんだ、少しでも目下と判断した相手には怒鳴り散らす自民党パワハラ精神論が災いして、どれほどコロナウイルスが蔓延しているかも怪しい、マスクと除菌グッズの手放せない、でもどこもかしこも売り切れの日々(そもそも開催できるのか?と書いてしまうほど当事者意識を欠いた態度もないだろうが)。
はたして今回上映する映画は、目の前の光景にどれほど見えない何かが存在していること、それがついに可視化される(かもしれない)予兆に向き合っているのか?】 
(文:中山洋孝)

 


上映予定作品:計6作品 2時間予定

※上映順になります。

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中山洋孝『メモをつけられない習慣』



『悪しき習慣』(2020年 撮影・編集:中山洋孝 30分)

『メモをつけられない習慣』(2019年 撮影・編集:中山洋孝 5分)
何も書けない、何の解決策も思い浮かばない。そこへ猫やカラスや、小動物たちがやってきて「この人間は何の主義主張もせず横になっている。なんと怠惰な生き物なのか」と思い思いに嘲りだす。
※ほか中山監督作品一本予定。

 

 

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『FRAGILE DO NOT DROP KEEP DRY』(2016年 監督:上田真之)



『FRAGILE DO NOT DROP KEEP DRY』(2016年 監督:上田真之 31分)
ドイツで活動するアーティスト:kae sugihaとの共作。kaeの主催したダンス、音楽、映画のイベント「三-san-」のために作られ、イベント以外で上映するのは今回が初。
兆候(サイン)を見いだした男が、発見から発見へと少しずつ確信していく使命(ミッション)。巻き込まれながらも、忍びやかに加速していく、あまりにも無謀、あまりにも頼りない逃走型スパイアクション。

 

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『気分』(2016年 監督:白岩義行)


『気分』(2016年 監督:白岩義行 17分)
2016年に、kumagusuというバンド(

https://kumagusujp.tumblr.com

)のMVをつくった流れで彼らのイベントで短編映画の上映をしないかとの話を受け、バンドのgt.vo 井上Y を主演とし制作した作品、上映はそのイベント以来となる。
日々を無為に過ごす男と時折男の前に姿を現しては消える少女。少女は気紛れに現れては消え、男は気紛れに少女のあとを追う、そして気紛れに流れていく映画、日々。

 

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『ツリメの』

kumagusu 『ツリメの』(2016年 監督:井上Y 撮影・編集:白岩義行  3分)
「クソ怠い暑い夏にはスカッとするようなツリメの女に会いたい」という曲、のMV。本作をつくったのち、バンドのイベントで短編映画の上映をする事となり『気分』を制作した。

 

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『Thirsty』

片岡フグリ『Thirsty』(2017年 監督:白岩義行 5分)
MVをつくる際は、元来の自身の映像とは趣の異る映像をつくる事が多いが、本MVは自身の映像の趣に近く、短編『気分』とも通ずる所の多い作品。

 

 

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『私のための風景映画2020(仮)』深田隆之

『私のための風景映画2020』(仮)(2020年 監督:深田隆之 20分予定)
※近日中に解説掲載予定。

 


プロフィール

 

中山洋孝
1986年生まれ。映画同人誌『DVU』編集(~2012年まで3号発行)。ブログ『誰も呼んでくれない夜』http://nakayama611111.hatenablog.com/
監督作『省エネ生活党宣言』(2011年)『私ももうじき三十歳』(2015年)

 

上田真之
名画座早稲田松竹でプログラム編成をしながら、インディペンデント映画の製作・配給に携わる。『携帯電話はつながらない』『五月のこと/部屋の中の猫』監督、『祖谷物語~おくのひと~』脚本・制作・配給、『泳ぎすぎた夜』助監督。

 

白岩義行
1984年生まれ。大学卒業後、会社員を経て、2012年、28歳より映像制作を開始、同年、イメージフォーラム映像研究所の講座を受講、8ミリフィルムにて短編、中編映画を数本制作。
2013〜16年 塚本晋也監督作品『野火』にスタッフで参加
以後、時折小規模、自主等の映画に参加しつつ、音楽関係の映像、写真を中心に、活動中。

 

深田隆之
1988年生まれ。
2013年、短篇映画『one morning』が 仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh 映画祭等に入選。2018年、『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門、国内では福井映画祭にてノミネート。2019年4月アメリカ、ポートランドで行われたJapan Currents、日本映画特集にて上映。また、2013年から行われている船内映画上映イベント「海に浮かぶ映画館」の館長でもある。iPhoneを使用した日記映画『私のための風景映画』を日々制作しvimeo上で発表している。