昨晩に続き一日、豊田四郎

昼。

ラピュタ阿佐ヶ谷『女の四季』、僕には言葉にしがたい杉村春子のおかげで今日の集中力を使い果たす。

喫茶店を転々としながら勉強。うち一件は入ったトイレに血がついていたので、病気とかが怖くてすぐに移動。

新文芸坐『憂愁平野』、ところどころウトウトするが、『女の四季』とはまるで別の領域でおそらく異常な映画。『濹東綺譚』の灯火管制の夜がもたらした闇が、昼も夜も関係なく靄となり影となり顔を見えなくする。新珠三千代の像がヤバい。

で、杉村春子ほど強烈な人がいないせいか、余計しんどい気持ちにさせる『甘い汗』で終了。

ニュースによれば今日は雷が多かったと知る。豊田四郎ばかり見た日に偶然。

何かあるとすぐクヨクヨする、人の目線が気になって仕方ない自分がそう簡単に好きとは言ってはいけない。映画自体、ネチネチしぶとく頑張ってきた感じがするし。