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青山シアターの『二羽の鳥、徹夜祭。』(菊沢将憲)と、DVDの『悪魔の棲む家PART3』(リチャード・フライシャー)。どちらも幽霊屋敷映画。ありきたりな感想だが今は『二羽の鳥~』の現実にあったような記憶だか、実感だか、それとも映画で見たような記憶だかが曖昧に思い出されるようなやり取りよりも、『悪魔の棲む家~』の友人たちとボートに乗って湖へ向かう娘と、それを別にたいしたこともなく偶々すれ違うように帰ってきた母親との距離の、見た時よりも思い返して悲しさのこみ上げてくるカットは、これぞ映画でしか見られない演出なんだと思う(篠崎誠『SHARING』の取り返しのつかない感情が徹底されたような)。そういえば同じく3Dの『さらば、愛の言葉よ』(ゴダール)終盤のロングショットの船出みたいに、これまで見てきた映画の美しい瞬間を思い出すような別れと旅立ち。『禁断の惑星』(ジョン・ブアマン)と結びつけたジョー・ダンテ『ザ・ホール』も3Dだった。