PFF

申し訳ないけど『ひとつのバガテル』(清原惟)を最後5分くらい残して、『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』(サミュエル・フラー)へ。『ベートーヴェン』はYoutubeで90分くらいのバージョンを見たことがあって、その時の『しがらみ学園』(黒沢清)というか、最高に良い意味で自主映画っぽいとかなり興奮した記憶と、この二時間版はまるで別物だった。まず初っ端でクリスタ・ラングのサービスショットに驚いた。『バガテル』にシュレーターっぽい(いろんな意味でこれまた別物だけど)映像を撮影する人物が登場したけれど、このフラーのある種弛緩した時間の流れは、引用された『リオ・ブラボー』と、それにちなんで二人の人物のやり取りが延々続くんだろうけれど、ホークスにはまるで似ていない、むしろヴェンダース、シュレーター、ファスビンダーなどと名前を並べたくなる。空を舞う鳩を見て(たしか90分版では墜落の瞬間から始まる)、2時間版をスクリーンで見たことの感動に浸る。

錦糸町にてmaison book girl。人生二度目のアイドルのインストアライブ。思った以上に楽しかった。

その後、二人の友人と、10月頭にある企画に関する打ち合わせ……というより、好きなことを話して終わった感じ。楽しかった。