夜まで勉強がほとんど。思ったより集中できて、何だかんだ嬉しい。

 

茶会記で知人友人の企画を見る。もうちょっとストレートなものを見たかった気がする。

 

流れで大学時代、たいして関係のなかった後輩と飲むことになるが、その一人がやたらとこちらに先輩らしさのようなものを求めてくる不快さに我慢できず、大人げなく言い合いになる。ついに彼から「僕とあなたは同族嫌悪で……」とまで言われる。よくうまくいかない関係の相手について、まず相手から、時には周囲から「同族嫌悪」という言葉で片付けられる。あいにく、相手が年上だろうが年下だろうが、僕には身に覚えがない。むしろ、ただ見下された気しかしない。たしかに僕も人に対等の相手として見てもらいたくて話しかけて何度も失敗したが、しかし連中みたいに「僕たち似た者同士でしょ」と卑屈な態度で、少なくとも接したくないと思っている。(卑屈になることはしょっちゅうだが。)

僕から見ると、たいてい連中は無駄に図体が大きく、もしくは不思議と自分の外見に自信があるくせに、普段は下手に出てくる。そして僕が彼の思うように反応しないと、自らのプライドを傷つけられたと言わんばかりに、急にその態度の大きさを露わにして、やれ対等な態度で接しろと迫ってくる。連中は僕の外見で舐めている。実際、僕に殴り合いの喧嘩なんかできるわけがないし、勝つのは向こうに決まっている。その安心感が透けて見える。幸せな人生だろう。

 

こういうことを書いていると、なんだかんだ僕も周りの人の癪に障ることをして、立場を悪くしているのだろうことを思い出して、はたから見ると「同族嫌悪」とやらに当てはめられるのだろうと、いろいろうんざりする。それでも、平気で、よくもまあ、「僕は普段のあなたなんですよ」とか、どうしたら言えるんでしょうかね。連中には、とりあえず鏡を相手にした喧嘩の稽古でもお勧めしたい。僕なんかには手に入らない、奇妙な、腐った、余裕が連中の顔から感じられる。

 

それが理由というわけではないが、友人に直接感想は何も伝えられなかった。

あのチンピラ後輩は問題外だとしても、つくづくこんな場でまともに人と話せるわけがないと思い知った。もう二度と残らない。馬鹿を見るだけだから。