14時『わが贖罪』(クリストフ・シュリンゲンズィーフ演出、編集)。ドイツ文化センター。思った以上に内省的な作品。上映後、原サチコさんの用意した、マイケルを踊ってみせるシュリンゲンズィーフの映像がなぜか泣けてくる。

会場で久々にある方とお会いする。以前はいろいろくだらない話もたくさんしたけれど、あまりそういう話にならず。相手の活躍に比べ、自分は本当に、何もやっていない。「また雑誌やったらいいんじゃないの?」と言われるが、学生時代の自主映画と同じく、まともなスキルがないので、再びやるには何よりやる気とか根性とかが必要になる。普段から会う人だと適当に最近見た映画の話をすることでごまかせるが、以前付き合いのあった人から指摘されるのはしんどい。

勉強、今週は本当にあまりやっていない。正確には、やりたくない。

19時、『タクシー・ハンター』(ハーマン・ヤウ)を堪能。どこかしらユルい映画なのに、殺気とギャグセンスを失わないテンションで飽きない。後半の成敗は少し『アンディ・ウォーホルのBAD』っぽいかもしれない(ナンセンスではないけれど軽薄な感じが)。病院で不自然なくらいダブルボケなやり取りで笑わせてから、追跡劇と最後の友情までとにかく素晴らしい。

21時、『悲しみの忘れ方』。乃木坂のドキュメンタリー。帰り道で乃木坂ファンのYさんと偶然一緒になる。こっちの思いつかないワードを投げてくるYさんはやはり素敵だ。