昼に『河内カルメン』(鈴木清順)@新文芸坐。随分見返してなかったことを後悔。にしても、この何一つ終わってない感じは何なのか。

何年か前に清順のネタ(細部とさえ言えない)をいくつか引用しただけの学生映画を見た時に、なぜ僕は「お前は所詮寺山以下だ」とぶん殴らなかったのか? 僕だって似たようなものだからか……。

夜、四人で年下の友人の働いている店で飲む。とても美味しかった。

酒のせいか、いくつか聞こえてくる(おそらく年下の)映画作家だったり、学生の、特に男性の名前が聞こえるたびに全部自分の敵みたいな気がしてくる。んなわけない、というか、そう思っても全然何のためにもならないからやめたほうがいいのだろうが。たんに自分がどうでもいいことで威張ってふんぞり返るとか、そういう嫌な歳のとりかたをするようになるのか……。しかし映画を見ても文章を読んでも、何だか生意気な印象を受けるのは、たんに自分に自信がないだけか(実際、彼らと比べて中途半端に「まだこんなグズグズやってるのかよ」という状況だし)。でも法政にいた頃から早稲田の映画サークルの何人かと知り合っては、自分らよりスマートだよなあ、と思ったこともある。実際彼らは今でもかっこいい気がする。

とか何とかやっているうちに、今日もいろいろやっちまったなーと反省。

というかこのご時世で(だけじゃないけど)年下のことを敵視するのは駄目か。

人の好みにああだこうだ言うのもどんどん上から目線になっている気がする。

 

あと誕生日占いが楽しかったです。